プロ1年目の年俸は、推定360万円。
それが今、約7億円になった。
FootyStatsの掲載データによると、現在の年俸は401万ユーロ(約7億円)。
同じ選手が6年でここまで変わる。
この記事では、清水からフライブルクまでの年俸・移籍金・市場価値の推移を、数字で追いながら整理していきます。
年俸推移——清水360万円からフライブルク7億円超まで
改めて数字で並べると、驚きます。
同じ選手が6年でここまで変わるのか、と。
清水エスパルス時代(2020〜2023年)
月収に換算すると、30万円。
そこから評価を積み上げ——
2023年:推定 1,300万円
ただ、これはJリーグという枠の中での数字。
フライブルクの年俸と並べると、まだ100分の1以下の水準でした。
ストラスブール・ブレンビー時代(2023〜2025年)
2023年夏以降、年俸は非公開になります。
推定では数千万円〜1億円超とされていますが、確認できる数字がないため詳細は記載しません。
ただ、この2シーズンが市場価値を劇的に押し上げたのは事実。
デンマークリーグで結果を出し、欧州5大リーグへのパスポートを手にした期間でした。
フライブルク現在(2025年〜)
現在の年俸(FootyStats)
約7億円
401万ユーロ
プロ1年目の360万円から、約20倍。
ブンデスリーガという欧州5大リーグの舞台で、この水準の報酬を得ている日本人選手はそう多くありません。
移籍金の推移——清水からフライブルクで約12倍になった
清水を出たときの値段と、フライブルクが払った値段を比べると——
ケタがまるで違います。
清水→ブレンビーの移籍金
清水 → ブレンビー
約1.1億円
ブレンビーが清水に支払った移籍金は約450万デンマーククローネ(約1.1億円)でした。
当時21歳。Jリーグでのキャリアがベースの評価です。
ブレンビーはこの金額で「原石」を手に入れたことになります。
ブレンビー→フライブルクの移籍金
ブレンビー → フライブルク
約11〜13億円
700〜800万ユーロ
移籍金は700〜800万ユーロ(約11〜13億円)で決着しました。
清水からブレンビーへの移籍金が約1.1億円だったので——
約12倍。
2年間育てて12倍の値がつく。ブレンビーにとっては完璧なビジネスでした。
フライブルク移籍決定時、ブンデスリーガ公式もこう伝えました。
最初のオファーはブレンビーに蹴られた
交渉の舞台裏が、なかなか熱かったんです。
フライブルクが最初に提示したのは5,000万デンマーククローネ(約11.2億円)。しかしブレンビーはこのオファーを即座に拒否しました。
「この程度では交渉のテーブルにも着かない」という姿勢です。
市場価値はどこまで上がったか
「今この選手はいくらで売れるのか」——
その数字が、驚きのレベルになっています。
現在の市場価値
現在の市場価値
約30億円
1,740万ユーロ / 契約:2027年6月30日まで
現在の市場価値は1,740万ユーロ(約30億円)と評価されています。
フライブルクが支払った移籍金(700〜800万ユーロ)を、すでに上回っています。
フライブルクとしても「安い買い物だった」と言える状況です。
Transfermarktも市場価値の上昇を報じています。
「長い間ずっと追っていた」——強化責任者の言葉
フライブルク強化責任者ヨッヘン・ザイアー氏は「唯人は自らゴールを狙えるだけでなく、味方を活かすパスも出せる選手。我々は長い間、彼の獲得を目指していた」と語っています。
「長い間ずっと追っていた」——この言葉の重みが、移籍金の数字と重なります。
ゴールだけでなくアシストもできる、守備でも走れる。その万能性が30億円という評価を生んでいます。
ブレンビーにW杯ボーナス条項があった
移籍金の話には、もう一つ重要な仕掛けがありました。
ブレンビーはフライブルクとの売却契約に「鈴木唯人がW杯に出場した際に約2,000万デンマーククローネ(約3.7億円)の特別ボーナスが発生する」条項を盛り込んでいました。
W杯出場が決まったことで、このボーナスはブレンビーに入ることになります。
連帯貢献金——市立船橋と清水にも分配される仕組み
鈴木唯人の移籍金が大きくなるほど、育ててくれたクラブにもお金が入る。
この仕組みを知ると、移籍金の数字がさらに深く読めます。
連帯貢献金とは
FIFAのルールでは、選手が移籍する際に移籍金の5%が育成クラブへ分配されます。
これが「連帯貢献金(ソリダリティ・コントリビューション)」と呼ばれる仕組みです。
12歳から23歳の間に在籍したクラブが対象で、在籍年数に応じて比率が決まります。
分配額の試算
移籍金800万ユーロを基準にした連帯貢献金の試算が話題になりました。
移籍金800万ユーロを基準にした試算では、以下のように分配される計算になります。
清水エスパルス:約1,950万円
ブレンビー:約1,300万円
市立船橋に3,200万円。
高校の部活動にこれだけの金額が還流するのは、日本サッカーとして見ると感慨深いですよね。
鈴木唯人を育てた環境が、お金という形で評価される。それがFIFAの仕組みです。
市立船橋での鈴木唯人の高校時代はこちら。

ブレンビーにとって「歴史的な移籍」だった
700〜800万ユーロという数字は、ブレンビーにとってクラブ史上最大級の移籍金収入でした。
ブレンビーは「この移籍は、才能ある選手が成長し欧州5大リーグに飛躍できる環境がブレンビーにあることを示すものだ」と語っています。
清水が1.1億円で手放した選手が、ブレンビーを経由して13億円の価値になった。
この流れは、日本人選手の欧州移籍の新しいルートを示していると思います。
鈴木唯人の怪我とW杯出場の最新状況はこちら。

鈴木唯人のプロフィール・経歴・代表キャリアをまとめて知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

まとめ
✅ 現在(フライブルク):401万ユーロ(約7億円)=約20倍
✅ 清水→ブレンビー:約1.1億円
✅ ブレンビー→フライブルク:700〜800万ユーロ(約11〜13億円)=約12倍
✅ 最初のオファー(約11.2億円)はブレンビーが拒否
✅ 現在の市場価値:1,740万ユーロ(約30億円)/契約は2027年6月まで
✅ 連帯貢献金:市立船橋に約3,200万円、清水に約1,950万円
✅ W杯出場ボーナス条項(約3.7億円)もブレンビーが確保
清水360万円からフライブルク7億円超。
数字で追うと、鈴木唯人の6年間がどれだけ密度の濃いものだったかが伝わってきます。
